秋元祥治さん / センター長 / 岡崎ビジネスサポートセンター・OKa-Biz

1979年生まれ。大学在学中の2001年、21歳で地域活性化に取り組みたいとG-netを創業。中小企業支援と若者をつなぐ長期実践型インターンシップ事業を立ち上げ、高校教科書「政治経済」に掲載されるなど高く評価されている。一方、中小企業支援をf-Biz・小出宗昭氏に師事。2013年よりOKa-Bizセンター長に就任。7年間で17,000件を超える相談を受け、売上アップをサポート。3〜4週間の相談待ちがでる人気の相談所となっている。


中小企業への圧倒的な支援実績を誇る秋元さん。学生の頃に偶然訪れた一冊の本との出会いが、秋元さんにとって大きな転機となったそうです。一体どんな本でその後どう変わったのか、詳細を伺いました。


当時の状況を教えていただけますか?

20歳くらいの頃、当時大学に徒歩で通っていたのですが、途中の古本屋で偶然見つけたのが最初の出会いです。店頭に並んでいたこの本をジャケ買いしました。

本の概要としては、YOSAKOIソーラン祭りの第一回の立ち上げ物語の本です。
YOSAKOIソーラン祭り創始者である長谷川岳さんのいわばドキュメンタリー書籍ですね。

「一人の大学生が今や200万人を超える規模の祭りをどうやって作っていったか。」当時、書籍を読んだときにとても大きな衝撃を受けたことを今でも覚えています。

自分よりも若いときにゼロから団体を立ち上げ、作り上げていったという事実、またそれを同じ世代でやっていた人がいたという事実にインスパイアされましたね。

さらに、長谷川岳さんは出身地でもなんでもない土地でゼロからYOSAKOIソーラン祭りを立ち上げられています。

こんな事実を目の当たりにして、できない理由はないと気づかされました。その後、私自身21歳に出身地の岐阜でG-netを創業しました。この本との出会いが大きな転機となりましたね。


どんな影響があったのでしょうか?

この本を読んだことは、自身の一時の大きな後押しとなりました、学生が起業・団体立ち上げを成功させている人がいるし、同じようにやれば同じようにできるはずだと思いましたね。

長谷川さんのお話で特に印象に残っているものがお祭りのスポンサーの集め方に関しての話題です。

「学生が飛び込んでいきなりお金はもらえない。だが、100件飛び込んだ頃には限られた時間の中でコンパクトに自分の伝えたいことが伝えられるようになる。200件回れば少額だが応援してくれる大人に出会う。300件回れば大きく応援してくれる大人に出会う。」

これを実際にやっている人がいて、その人ができるようになると言っているのだから、自分が事業を始めるのに言い訳はできないと思いましたね。

当時、長谷川さんの講演会があり参加したのですが、質疑応答の時間がなくて話したくても話せませんでした。そこで私はすぐ抜けてエレベーターホールで帰ろうとしていた長谷川さんに声をかけたのです。

次行かなきゃとおっしゃっていたのですが、その時私はとっさに次の講演会の場所を聞いました。そしてこういったのです。「地下鉄での移動時間の間、横にいて15分お話しさせていただいても良いですか?」

それが私と長谷川さんとの最初の出会いでした。それから20年経ちますが今でもご縁をつなげていただいています。

その書籍のタイトルを教えていただけますか?

『踊れ-「YOSAKOIソーラン祭り」の青春』 です。

今では絶版になってしまっているので、探すのにも苦労するかもしれませんが。

どんな方にオススメでしょうか?

一歩踏み出したいけど、ちょっと怖くて逡巡してるとか、新しいことをはじめたいけど悩んでる、考えあぐねてるような人におすすめします。
20代の人やキャリアで悩んでいる人にもおすすめかなと思います。

インタビューを終えて

私個人としても憧れの秋元さんにお話をお伺いすることができてよかったです。そして、私もよさこいをやっていたこともあり、この本を読んでみたいなと思いました。できない理由はない、まずはやってみること。秋元さんの実践力の原点を知ることができました。秋元さん、ありがとうございました!
インタビュー:照井(@terui27


<書籍紹介>

踊れ!

「YOSAKOIソーラン祭り」の青春

  • 著者:軍司 貞則
  • 出版社:文藝春秋
  • 定価:1,815円
  • 発行年月:1996/5/1
  • 頁数:340ページ
  • ISBN:978-4163516806

六月の札幌を興奮の渦にする「YOSAKOIソーラン祭り」を一人の北大生が企画し実現するまでとそれに関わる群像ドラマを描く

出典:文藝春秋